おでかけmoa

  • 滋賀県のグルメ

2019.08.23

WRITTEN BY

りーしゅんライター

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野洲市在住の野菜ソムリエが考案・地域野菜の兵主蕪と吉川ごぼうを使用したディップソースに注目!

野洲市在住の野菜ソムリエプロ 藤岡さんがプロデュースした「白のディップ」・「黒のディップ」が今、県内を中心に話題を集めています。野洲市にある鮎家を中心に販売されているこちらの商品に使われているのは、野洲市の地域野菜・兵主蕪(白のディップ)と吉川ごぼう(黒のディップ)。

旬の野菜をたっぷり使用し、野菜や魚、肉やパンなど様々な食べ物と相性抜群のディップソースは「長期間日持ちするのでお土産にも最適。」「野菜に和えるだけで一品料理が簡単にできて便利。」と、県内はもちろん県外の方も多く買い求められるのだそう。

そんな話題の「白のディップ」「黒のディップ」の美味しさの秘密に、moa編集部が迫りました!また、気になるオススメ調理法も考案者の藤岡さんにお聞きしてきましたよ。

夏バテも吹き飛ばす美味しい話題をたっぷりお届けします!

多岐に渡るお仕事で大活躍中の野菜ソムリエ・藤岡さん

話題のディップソースのお話を尋ねに編集部が訪れたのは、野洲市内にある野菜ソムリエ・藤岡さんのご自宅。

「大好きな野菜を畑で栽培したい。そのために野菜のことをもっと勉強してみたい。子どもの食育にも繋げられたら。」そんな想いから、野菜ソムリエ資格の取得を志したという藤岡さん。

資格取得後は、学んだ知識とSNSでのネットワークを生かし野菜に関するお仕事をスタートされました。

マルシェでの野菜を使ったランチボックスの販売や料理教室、野菜に関するイベントの開催、市内の飲食店で地域野菜を使用したランチメニューを考案、コラムを執筆するなど多岐に渡る活躍に加え3人のお子さんの子育てもこなす藤岡さんは、まさにスーパー野菜ソムリエといえるでしょう。

商品開発は今回が初めてという藤岡さん。きっかけとなったのは野洲市にある兵主大社の神主さんから、「地域野菜である兵主蕪を何かに使えないか。」と相談されたことから。藤岡さんが以前兵主大社で開催されたイベントに従事されたことで、神主さんとは繋がりがあったのだそう。

NEO兵主蕪・誕生までの経緯

奈良時代に建立され、昨年2018年度には1300年を迎えた兵主大社は名だたる武士の崇敬を集めた神社としてよく知られています。

そんな兵主大社のある兵主の地では、昔から真っ白で大きく甘味のある兵主蕪がよく栽培されており、お漬物やお味噌汁のほか、兵主蕪を干したものを使用した「かけな汁」などに使用されてきました。

兵主大社においても、行事の際にはこの「かけな汁」が皆に振舞われ、兵主の土地に根差した伝統野菜として親しまれてきたといいます。

けれども残念なことに時代の流れと共にその種が途絶えてしまい、兵主大社の神主さんは「何とかしてもう一度あの兵主蕪を復活させたい。」と一念発起。

兵主蕪から分け伝わったとされる「近江蕪」と「聖護院蕪」の種を借りてきて、新たな「兵主蕪」を作ろうと復活に向け地域の方と共に10年間取り組んでこられました。

その努力が実り、ようやく元々の兵主蕪のような白く大きく柔らかい実と、ぎざぎざでない板葉状の葉っぱを特徴とした蕪が完成!

蕪には復活という意味のNEOを付けて「NEO兵主蕪」と名付けられました。

当初はドレッシングとして商品開発されていた白のディップ

そんなこの土地に再び根差した「NEO兵主蕪」を、「昔のように多くの人の手に取ってもらい親しんでもらいたい。野洲市の地域野菜として再び根付かせたい。」と藤岡さんへ相談された宮司さん。

相談を受けた藤岡さんは当初は親子向けの収穫イベントを企画されたりもしていたそうですが、蕪の生育があまりに良いためそれだけでは収穫が追い付かず、「それなら商品にして多くの方に知ってもらうのはどうだろう。」とドレッシングの商品開発をスタート!

けれども開発を進める中で、蕪のもったりとした特性ゆえ、ドレッシングの細長い瓶に入れてしまうと液が滑らかに出てこないという問題が発覚。このため間口の大きな瓶タイプのディップソースへの開発にシフトされたのだそう。

藤岡さんいわく、「ディップソースはドレッシングよりも水気が少ないため、より蕪の風味がしっかりと生きる。」ため、試食の際にも好評だったのだとか。

こうして開発へと駒の進んだ「白のディップ」は、兵主大社の1300年を記念し今年5月に開催された「1300年大祭」でデビューを果たし、瞬く間に話題となりました!

黒のディップには地域野菜・吉川ごぼうを使用

また、「他にも色があれば面白いんじゃないか。」と同じく野洲市で親しまれている地域野菜・吉川ごぼうを使用した「黒のディップ」も考案されました。

吉川ごぼうは野洲川の豊かな恩恵を受けた砂地で育ち、色白でアクが少なく採れたては生でも食べられるほどなのだとか!

こちらの商品が販売されている鮎家本店では、白と黒の2色セットで購入される方も多いのだそう。

常温保存で日持ちもするので、遠方から来られた方のお土産品にもオススメ!

中には「野洲市の名産が今まであまり思い浮かばなかったがちょうどいい野洲のお土産になる。」という嬉しい声も聞く、と笑顔で話して下さった藤岡さん。

気になるディップを編集部が試食させて頂きました!

そんな気になるディップのお味を編集部も試食させて頂くことに!

「NEO兵主蕪」を使用した「白のディップ」から。

まずはそのままで頂いてみると、食感はまさしく蕪。

もったりとした蕪の柔らかさと甘味に酸味が合わさることで、和の雰囲気が滲み出ながらもどことなくオシャレなテイストに仕上がっています。その洒落た美味に蕪の真骨頂を味わった心地がしました!

そんな「白のディップ」を使用した藤岡さんオススメの食べ方をいくつかご紹介して頂きました。

一つ目は「鯛のカルパッチョ」。見た目もオシャレなメニューはおもてなしにも最適!薄くスライスした鯛のお刺身と酸味の効いたディップが合わさると、たちまちオシャレなレストランを思わせるお味に。

藤岡さんオススメの「ローストビーフ」は想像を超えた相性の良さ

「ローストビーフ」はお肉と蕪という組み合わせに、最初は味の想像が全く付きませんでしたが、頂いてみるとお肉のジューシーな味わいをディップがさっぱり軽やかな風味に仕上げて、その想像を超えた相性の良さにとても驚きました!

藤岡さんいわく「BBQのお肉にもぴったり。」なのだそう。

他にも刻み野菜とパスタに和えれば時短「冷製パスタ」が完成。おもてなしにオススメのバーニャカウダのソースにも!

暑さで食欲も減退してしまいがちなこの時季、どんな食材ともすっと馴染む「白のディップ」がさっぱりとした爽快感で食欲を後押ししてくれることでしょうね!

「黒のディップ」は「白のディップ」とは全く異なるテイストのお味

続いて試食させて頂いた「黒のディップ」は「白のディップ」とは色も味も全く異なるテイスト。

まずはそのまま一口頂くと、吉川ごぼうと黒ゴマ、きび砂糖の優しい和の甘味が口の中に広がります。

アクの少ない吉川ごぼうだからこその仕上がりは、五平餅の甘いお味噌を連想させます。食感にほんのり残る吉川ごぼうの歯ごたえも楽しい。

「野菜はもちろん白玉団子や焼餅に塗っても美味しい。」と藤岡さん。

茹でたオクラとさっと和えると、たちまち和の定番「オクラの胡麻和え」に。あと一品何か欲しい、という時にとても助かりますね。

焼きたてトーストに塗れば、忙しい朝に手軽に栄養をプラス!

焼きたてトーストとも相性抜群!ほんのり懐かしい甘味がトーストの香ばしさと共に口いっぱいに広がり、編集部も試食の手が止まりませんでした。

これなら忙しい朝でもぱぱっと簡単かつ美味しく野菜が摂れますね!

この他にも「野菜スティック」に2種のディップを添えればたちまち見た目もオシャレな一品の出来上がり!

食卓が華やぐのはもちろん、「この野菜にはこっちのディップが合うかな?」など会話にも花が咲きそうですね。

野菜や肉、魚にトースト、パスタととにかく様々な食材と相性抜群な「白のディップ」「黒のディップ」。

美味しさはもちろんのこと、さっと和えたりするだけで簡単に美味しい一品が出来上がるので、主婦の強い味方としてキッチンで大活躍してくれそうですね。

その手軽さから、献立を考えるのも楽しくなりそう!

開封しなければ半年間、開封してからも冷蔵庫で1か月ほど日持ちするのも嬉しいポイント。

「白のディップ」「黒のディップ」は野洲市内にある鮎家本店のほか市内で開催されるイベントでも販売されています。

販売開始からまだ3か月という短期間にも関わらず、県内の飲食店から「是非お店で使いたい。」との嬉しい声も頂いているのだとか。

今後はさらにディップの種類も増やしていくことも考えられているそうなので、今から楽しみですね!

地域野菜を知るきっかけになれば

「旬の兵主蕪と吉川ごぼうの美味しさを味わう機会の無い方にも、加工してディップとして販売することで旬の美味しさを届けたいです。地元の方でも地域野菜を知らない方が多いので、知ってもらういい機会になれば。」と話す藤岡さん。

同商品に添付されている説明書きには、兵主蕪と吉川ごぼうの成り立ちが昔話風で分かりやすく書かれていますよ。

こちらは県内の作家さん アトリエ イチイチさんが手掛けたもの。同じくアトリエ イチイチさんの手掛けたラベルは、よーく見ると野菜が隠れているという楽しい仕掛けも!

野洲市の美味しさがぎゅぎゅっと詰まった「白のディップ」「黒のディップ」。是非あなたのお家でも味わってみては。

見た目もオシャレなのでお土産や大切な方へのプレゼントにも喜ばれそうですね!

2019年08月23日時点での情報です。最新の情報と異なる場合がありますので、ご確認の上、おでかけください。
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